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福島第一原発事故 汚染水堂々巡り 

・1,2号機スクリーン前面及びカーテンウォールに汚染水拡散防止のためシルトフェンスを設置(4月14日12:20)。
・3号機の使用済燃料プール冷却のため、コンクリートポンプ車(50t/h)が淡水放水開始(4月14日15:56)。
・3~4号機に、原子炉建屋の状況を把握するため、無線ヘリによる動画撮影を実施(4月14日10:17~12:25)。
画像の解析状況はどうか?何が解かるか?無線ヘリなど当初から投入すべきだった。

2号機で12日夜から13日までにトレンチの汚染水をタービン建屋内の腹水器に660トン移動する。これで水位がー8センチ減ったが、14日朝にはー5.5センチに戻る。一日かけて移動して減らした水位が一晩で元に近い所まで戻る。移動先タンク受け入れは限界がある。
集中廃棄物処理施設は3万トン程入るが、シールド状況の確認が済まないので移動開始できない。
開始しても、1-4号機の6万トン以上の汚染水の移送には多くの日数がかかる。常に水が1-3号機に注入と順次1-4号機燃料プールに放水して流れ出る汚染水は増大している。

冷却システム回復すれば、冷温停止は2-3ヶ月と言う専門家も居るが。
4号機燃料棒は数ヶ月前に停止取り出されて居る。4号機燃料棒プールからサンプル水を注水アームで取り。分析するとヨウ素、セシウムが検出される。一部燃料が漏れていた事を確認した。冷温停止で安定には2-3年かかる。そう短期間ではし冷えない。

不明な原子炉の状況を調べる方法は、ロボットを置いて他にない。海外に国か協力が既に数多くあるが、使わない。努力が見えない、方策が見えない。東電は管理運営しかノウハウが無い、東芝・日立も建設しかノウハウが無い。アメリカからの助言が目立つ位い主体的方策が立てられない。
ロボット先進国の名が無く位にお粗末な、原発危機管理体制の貧困だ。
高濃度放射能汚染の状況下での作業が必要とされる。全く作業以前だ、人が近寄れない汚染物質だらけの現場と、大量の汚染水の増大、拡大して海洋汚染・土壌汚染・大気汚染。

菅首相は、東電から終息の工程近く出させる。東電は1日も早くとは言うが、35日も立つが進展は無い。
安定令却システムを外部バイパス追加か、新規に設置する計画でも、2、3ヶ月とか必要で汚染水はその間どんどん増える。フランスの汚染水浄化システムで、汚染水の増加を防ぐ安もある。建設が大変だ。
1ヶ月で6万トンを越えて、さらに3ヶ月したら、20万トン近くなる。大型タンカーが必要だ。
東電は、何をすれば良いかもわからない。見通しなど立てられるわけが無い。
パラメーターも不明が多く改善なしのまま放置されている。
保管方法を模索していない、諦めている。問題に対して結果が出ない。
通産省・原子力安全保安局の東電任せの無責任な役人的な当事者意識の無さだ。
菅首相の、東電の失態が総理の責任に及ぶ事に怒り本社に怒鳴り込むとか思えば、東電が補償する責任があると逃げ、先の見通しは東電に聞けと投げてしまう。
by IDtaka3 | 2011-04-15 03:25
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