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福島第一原発事故 東電が保安員に黒塗り提示・東電の2号機事故状況の判断

経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長(54)が16日、毎日新聞の単独インタビューに応じ、東京電力が福島第1原発の「事故時運転操作手順書」などの大半を黒塗りで公開したことについて「なぜ開示しないのか疑問だ。東電の情報公開の姿勢に問題がある」と批判した。

深野氏は「保安院としては手順書(の原本)は入手していない」と述べたうえで、「(1号機を冷却する)非常用復水器がなぜうまく作動しなかったかなど原因を調べるのが我々の仕事だが、手順書はその基になる」と指摘。今後、東電に黒塗り前の手順書の提出を求める意向を示した。

東電は衆議院の調査会に対しても開示請求を拒否してきている。監督官庁に対して当然開示義務がある。
此処まで開示拒否するならば、東電の隠蔽に法的責任の追求を強制的にする。
経産省か原発事故調査委員会が事故の法的責任問題追求を踏まえ、証拠保全の強制再押さえに踏み切る。政府機関が出来ないなら、被害者団体が東電に刑事訴追をする。
半年も過ぎて原発事故に対する東電の対応は事故隠蔽と責任回避が明確だ。
原発事故対処を東電任せにした民主党菅政権に責任の半分はある。
東電の態度をこのまま放置する事は被害者と国民に無責任である。

「たられば」
東京電力福島第一原子力発電所事故で、放射性物質の大量放出の原因となった2号機の炉心溶融(メルトダウン)は、海水注入の開始が4時間早ければ防げた可能性が高いとするシミュレーション結果を、日本原子力研究開発機構の渡辺正・研究主幹らがまとめた。
14日午後4時頃までに注水できれば、炉内の温度は1200度以下に保たれ、核燃料は溶けなかったとみられることがわかった。

12日の1号機水素爆発に、14日午前11時3号機の水素爆発があり、2号機の原子炉建屋パネルが吹き飛び開く。
ベントは栓開かず、東電は「原子炉冷却機能喪失」を原発災害の法的判断で16:36に海水注入開始
する。
・海水注入用消防ポンプが燃料切れで停止。(14 日19:20)基本なミスが命取りだ。
・海水注入開始(3 月14 日19:54)
・原子炉圧力容器の水位が低下傾向(3 月14 日22:50)メルトダウンで穴から漏れていた。

ベント開始(3 月15 日0:02、ドライベントのため、弁を「開」操作。数分後に同弁が閉じていることを確認。
ベントの方法が分からない、機材が無い、訓練無かった当然の結果である。

・サプレッションプール(圧力抑制室)の圧力低下(3 月15 日6:10)。同室に異常が発生したおそれ(3 月15 日6:20 頃)
2号機原子炉圧力容器下部の圧力抑制室に穴が開いたと思われる。
小規模水素爆発か圧力爆発でそこが抜けた。
白煙が発生(3 月21 日18:20)燃料プールとメルドダウンの燃料が高温で水を蒸発させて、危険な状況に見える。
4号機は15日16日と火災が発生した。
14日頃から東電70名程が残り、5百数十人が第一原発から退避した。
後手の手遅れを察知して危険から逃げの方策を採る。
by IDtaka3 | 2011-09-17 02:04
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