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福島第一原発事故 塩ビ継ぎ手・海江田から細野へ・

福島第1原発の汚染水浄化システムで薬液が漏れ、半日にわたって汚染水の処理を停止した。
汚染水が通る配管をつなぐ塩化ビニール製の継ぎ手が割れたのが原因。
1~3号機の原子炉への注水は貯蔵タンクの処理水を使い続けたが、事故収束の鍵を握る浄化システムは不安定な状態が続いている。

システム設計の問題は素材・工法・人材が適切ではなく、緊急作業に無理があった。
作業環境も防護服や時間的制約に適切な作業者なら度重なるトラブルのは事前に阻止する。
設計の安易さ、経験不足の素人作業員並みだ。

細野原発相は10日のTV番組で、全国の原子力発電所を対象に行うストレステスト(耐性検査)など安全性の新基準について。
「テスト結果と、最大の課題となっている(原発の)再稼働が全く別だとは考えにくい。日本版の安全基準を作って、それをクリアすれば再稼働だ」
九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)などを含めてテストが原発再稼働の条件になるとの認識を示。

岡田幹事長とは意見が違うようだ。EUはテストを稼働と平行に行う事も容認ている。必ずしもテストが稼働条件で無かればならない訳ではない。

菅首相の思惑がはまり出している。安全に越した事は無い、経済優先が安心安全を蔑ろにして無いか、福島第一原発事故が重く不安を掻き立てる。原発行政への不審感は共産党社民党の原発反対組みには追い風である。菅首相の主張に乗りやすい事は仕方ない。
どの道、選挙で連敗弱小政党の出る幕ではないが、菅首相応援の遠吠えにはなる。
小選挙区制度の万年野党指定席だ連立政権はどだい無理だ。

菅首相の反原発は延命戦略以外に意味は無い、寧ろ海外へ推進すらして、30%原発を50%に向かっていた。原発事故での失点を逆に利用する。不安な国民心理を旨く利用する。
劇場型政治パフォーマンスを争点に据える脱原発・反原発の流れを活用する。
孫ソフトバンクの商魂にエネルギー利権の巨大な市場開放が絡んでくる。
独占電力企業の原発推進と国策である行政と政治主導が長き支配を形成した。原発村だ。
東京では東電の原発電源を多量に消費してきた。

福島では原発は福島県民がNOなら総て廃炉で要らない。
完全な安全は無いがある程度担保される必要がある。
リスクはある事を福島で思い知らされた、政府が保証すれば玄海町佐賀県も再稼働を承認した。
信頼が基本であるならば首相が反故にする事で信頼が失われた。
内容や事実が問われている訳ではない、ストレステストの内容も不明である。
テストクリアーが信頼ではないし安全でもない。
リスクを許容する信頼を持つかどうかだ。
菅首相が一番信頼できない存在である。

電気の補完をどう担保する。
自然エネルギーなどはコストが高い、不況率が低い、停滞する日本経済と東北復興には重過ぎる。

全国的に疲弊に坂を落ちる瀬戸際にいる。
増税論議もある、労働人口の低下老齢化は社会保障費が増大負担が賄えない。
9000兆円に迫る赤字国債は一般会計で毎年40兆規模で増える。
消費税論議も小泉時代からある。「米百俵は何処へ」、都心の高層ビルや海外投資などに消え、日本の資産価値は低下して海外に買い叩かれる。
非正規ばかりが増え、殺伐としたデフレスパイラルの渦の中、東北大震災が大津波が福島第一原発事故が起きた。
人々の善意がみえる。
悲劇は菅首相が首相である事だ。
by IDtaka3 | 2011-07-11 03:05
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