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福島第一原発事故 4ヶ月と1工程終わり・2工程見えない帰還

○東京電力(株)福島第一原子力発電所
・1,2号機について、炉注水量を3.8m3/hに調整(7月19日10:10)
・3号機について、タービン建屋屋上開口部の仮屋根の取付作業を実施(7月18日8:30~14:40、7月19日8:30~)
・6号機の原子炉建屋地下の溜まり水を同号機廃棄物処理建屋へ移送(7月18日9:00~10:30)
・6号機の残留熱除去海水系(RHRS)ポンプ周辺の吊りワイヤの当てゴム交換のため、以下のとおり同ポンプを操作(7月19日)
RHRS(A)ポンプ停止(8:03)、起動(8:26)
RHRS(B)ポンプ停止(8:30)、起動(9:08)
・リモートコントロール重機によりがれき(コンテナ3個分)を撤去(7月18日8:55~16:05)
・水処理装置の運転を吸着塔ベッセル交換のため一時停止(7月19日11:00~15:03)

<負傷者等の状況>
7月18日午前10時6分頃、福島第一発電所正門付近の駐車場にて、電柱上でケーブル接続作業を行っていた協力企業作業員1名が約3mの高さから転落し負傷たため、午前10時50分、Jビレッジに向けて業務車で搬送。同日午後0時22分、救急車及びドクターヘリで総合磐城共立病院に向けて搬送。

事故からドクターヘリ投入して、2時間11分かけ病院に搬送とは転落事故の負傷程度が不明だが、時間がかかる理由が分からない。ドクターヘリが使われた理由は時間的な必要性が必然にある。
協力企業作業員が作業の大半を占める。東電社員ではない理由に有るかも知れない。
直接ドクターヘリを手配して搬送すれば数十分で済む筈だ。
ドクターヘリは20キロのJビレッジまでしか来ないのか。
汚染の危険を伴う要請であるが、救命なら原発敷地内に直接降りる場所を確保する。
福島県負担で1回に50-100万だ、既に数回要請している。
基本県負担が原則だが、東電がチャーターとして支払うべき負担に思う。

政府と東京電力は19日、福島第一原子力発電所の事故収束に向けた工程表の最初の3か月(ステップ1)がほぼ達成できたとして、最終目標の「冷温停止状態」を目指す来年1月までの新工程表を発表した。

放射性物質の放出量は、事故直後の200万分の1に減少、当初目標の「放射線量の着実な減少」は達成した。

来年1月までの最長半年間を想定した新工程表(ステップ2)
線量を年間1ミリ・シーベルト以下に抑えることを目指す。
汚染水を処理し原子炉の冷却水に再利用する「循環注水冷却」を継続し、原子炉が安定に停止する冷温停止状態を達成する。

政府・東電統合対策室は、冷温停止の条件として、
〈1〉圧力容器底部が100度以下〈2〉格納容器からの放出量を管理し、被曝線量を大幅に抑制する。
見解を初めて設定した。

中期的課題では期限を「3年程度」と明示し、燃料貯蔵プールからの燃料取り出しを新たに盛り込んだ。

「ステップ2」の目標となる原子炉の冷温停止状態の実現は、半径20キロ圏内で立ち入りが禁じられた「警戒区域」の見直しの前提となる。

実現に向けた手法については「検討」とされた項目が多い。
菅首相、政府の原子力政策が迷走を続けるなか、具体的な「裏付け」がない工程表が、どこまで国民の信頼を得られるのか、疑問符だ。

事故収束の本丸である原子炉本体について未だに何も触れないでいる。
メルトダウンの状況確認と処理対応の情報を開示しない。
空間線量はメルトダウン中に水素反応と水素爆発への中で増大拡散した流れだ。
空間放出で一応の安定はあるが、肝心の注水から高濃度汚染は未だに何ら解決が出来ていない。
10万トンを超える分量で拡散に循環が加わっただけだ。
本来原子炉圧力容器内循環であれば360トン以下で循環できる。原子炉格納容器で破損補修は出来ない。
原子炉建屋も隔離出来ていない。
都合の悪い部分は触れない、情報を隠蔽している。
一貫して原子炉の状態について状況と対策の解決方法が必要か、時間軸と情報が開示されない。
燃料貯蔵プールは3年なら、原子炉は5年くらいで廃炉解体の道筋を見出す判断を菅首相が匂わしていた。
廃炉は通常で30年弱の浜岡1-2原発で押して知るべしである。
綺麗で安全な環境に如何に戻すかが問われている。
出来ないのであれば明確にするべきである。
政府は東電を含め隠蔽がはびこる。
1工程は2工程とも中身である、原子炉をどうする開示されていない。
拡散させた汚染処理水問題ばかりだ。時間軸で優先順位に低い事ばかりの処理ばかりだ。
4ヶ月で先が見えてこない不思議な現状を平気で出来る事に対処している。と答える。
納得がいかない話だ。避難解除に向けたプロジェクトが4ヶ月でも何ら出来ていない。
原発事故の収束と、周辺地域の汚染検査から帰還へ向けた準備作業は別に進めるべき問題だ。
除染に方法と現実的な作業にかかる予算と期間である。
避難開始から規模と同時に期間に向けた部署は動くべき問題である。
問題意識が欠如している。
簡単に帰れない事ぐらい汚染の状況で分かる駆る筈だからこそ必要な帰還準備の始動準備なのだ。
避難民の痛みが分からない。

チェルノブイリ原発事故の除染作業は早い段階でかなり大規模に開始された。
事故収束宣言から原発を石棺の選択で封印して封じ込めて、周囲の除染を徹底的に開始した。
移転した町も有るが問題を明確に早く出すべきだ。
2度と帰れない地域も現実的にはある筈だ。
全員帰還が基本である。
by idtaka3 | 2011-07-20 02:34
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