東京大学と日本原子力研究開発機構などの研究チームは、東京電力福島第1原子力発電所4号機の原子炉建屋が3月15日に水素爆発した原因について、使用済み核燃料プールから発生した水素が一因となった可能性があるとの分析結果をまとめた。
東電は4号機の爆発原因について3号機から配管を通じて水素が流入したと推定していた。 東電は燃料プールの水素爆発に繫がる水素発生は起きてない。監視カメラからの映像で燃料棒の被覆冠の破損無いと主張している。 4号機は瓦礫がプール内は散乱燃料棒は4メートルあり上から確認は困難である。 プールの水は残っていたが、監視設置はダイブ後からであるその間放水で補っている。 当初の水位は明確ではない。1-4号機の水素爆発は時間と環境が微妙に異なる。 1号機3号機は大爆発で建屋が吹き飛ぶ状況が監視カメラで明確に見えた。 2号機は建屋に爆風で穴が開き上部水素が逃げ建屋爆発は逃れたが、底が抜ける。 4号機は東電が3号機の水素が逆流で爆発が引き起きた原因と結論付ける。 4号機水素爆発がどう分析して燃料棒からなのか不明だ。 温度が上昇しており、一定程度に被覆冠が露出していれば水素が発生している。 1号機で設置工事が進められている原子炉建屋カバーは、縦42メートル、横47メートル、高さ54メートル。 放射性物質の大気への拡散や、雨水の建屋内への流入を防ぐ。 すでに鉄骨が組み上がっており、下段からポリエステルのシートが張り付けられている。 作業員の被曝ひばくを避けるため、組み立て作業は超大型クレーンを使った遠隔操作で行われている。 9月下旬には組み立て作業を終え、10月中に換気装置などを取り付けて完成させる。 ダイブ大掛かりな工事である。基本部材は建設済みで組み立てるだけにしてある。 建設の効果と機能はどの程度かは不明だ、破損した建屋の補助的要素だが、水素爆発の危険しいから密閉性は無い。ポリシートは防塵と雨風に対応する程度である。通気性がある程度あるが防塵だ。 飛散防止の効果は遅きに失してはいるが、建屋内の本格的作業工程である程度効果が期待できる。 #
by IDtaka3
| 2011-09-19 02:20
経済産業省原子力安全・保安院の深野弘行院長(54)が16日、毎日新聞の単独インタビューに応じ、東京電力が福島第1原発の「事故時運転操作手順書」などの大半を黒塗りで公開したことについて「なぜ開示しないのか疑問だ。東電の情報公開の姿勢に問題がある」と批判した。
深野氏は「保安院としては手順書(の原本)は入手していない」と述べたうえで、「(1号機を冷却する)非常用復水器がなぜうまく作動しなかったかなど原因を調べるのが我々の仕事だが、手順書はその基になる」と指摘。今後、東電に黒塗り前の手順書の提出を求める意向を示した。 東電は衆議院の調査会に対しても開示請求を拒否してきている。監督官庁に対して当然開示義務がある。 此処まで開示拒否するならば、東電の隠蔽に法的責任の追求を強制的にする。 経産省か原発事故調査委員会が事故の法的責任問題追求を踏まえ、証拠保全の強制再押さえに踏み切る。政府機関が出来ないなら、被害者団体が東電に刑事訴追をする。 半年も過ぎて原発事故に対する東電の対応は事故隠蔽と責任回避が明確だ。 原発事故対処を東電任せにした民主党菅政権に責任の半分はある。 東電の態度をこのまま放置する事は被害者と国民に無責任である。 「たられば」 東京電力福島第一原子力発電所事故で、放射性物質の大量放出の原因となった2号機の炉心溶融(メルトダウン)は、海水注入の開始が4時間早ければ防げた可能性が高いとするシミュレーション結果を、日本原子力研究開発機構の渡辺正・研究主幹らがまとめた。 14日午後4時頃までに注水できれば、炉内の温度は1200度以下に保たれ、核燃料は溶けなかったとみられることがわかった。 12日の1号機水素爆発に、14日午前11時3号機の水素爆発があり、2号機の原子炉建屋パネルが吹き飛び開く。 ベントは栓開かず、東電は「原子炉冷却機能喪失」を原発災害の法的判断で16:36に海水注入開始 する。 ・海水注入用消防ポンプが燃料切れで停止。(14 日19:20)基本なミスが命取りだ。 ・海水注入開始(3 月14 日19:54) ・原子炉圧力容器の水位が低下傾向(3 月14 日22:50)メルトダウンで穴から漏れていた。 ベント開始(3 月15 日0:02、ドライベントのため、弁を「開」操作。数分後に同弁が閉じていることを確認。 ベントの方法が分からない、機材が無い、訓練無かった当然の結果である。 ・サプレッションプール(圧力抑制室)の圧力低下(3 月15 日6:10)。同室に異常が発生したおそれ(3 月15 日6:20 頃) 2号機原子炉圧力容器下部の圧力抑制室に穴が開いたと思われる。 小規模水素爆発か圧力爆発でそこが抜けた。 白煙が発生(3 月21 日18:20)燃料プールとメルドダウンの燃料が高温で水を蒸発させて、危険な状況に見える。 4号機は15日16日と火災が発生した。 14日頃から東電70名程が残り、5百数十人が第一原発から退避した。 後手の手遅れを察知して危険から逃げの方策を採る。 #
by IDtaka3
| 2011-09-17 02:04
福島第一原発の放射能漏れ事故を受けて土壌汚染の除去実験を行っていた農林水産省は14日、放射性セシウムを吸収するとされていたヒマワリには「ほとんど効果がない」との実験結果を発表した。
表土を削り取る手法には効果があったものの、大量に発生する汚染土をどう処分するか、課題が残る形だ。 実験は今年5月から福島県飯舘村などの農地計約70アールで、〈1〉表土を削り取る〈2〉水でかくはんし、流す〈3〉表土と地中の土壌を入れ替える〈4〉ヒマワリなど植物に吸収させる——の4種で実施した。 最も効果が薄かったのが〈4〉で、5月に種をまき、8月に開花したヒマワリの場合、土壌1平方メートル当たり約107万ベクレル含まれていた放射性セシウムのうち、吸収できたのは約2000分の1の520ベクレルにとどまった。 ヒマワリ効果が期待されたが実際は全く効果なしと実証された。 セシウムをカリウムと同等に成長要素として取り込む効果は無かった。 表面4センチを削った農地では1キロ当たり1万370ベクレルから2599ベクレルまで減少。薬剤で土を固めてから表面(3センチ)をはぎ取ったり、芝や牧草がある農地で網目状に張った根ごと表面(同)をはぎ取るなど工夫すると82~97%も減った。 これらの方式では10アール当たり30~40トンの廃棄土砂が出る見込み。1キロ当たり5000ベクレルを超える農地は福島県内に約8300ヘクタールあると推計され、土砂は単純計算で約350万トン(東京ドーム2個分)に上り、処理方法が大きな課題となる。 福島県内の国有地で山間部の谷か盆地地形を利用して楽に埋められる候補地を探す。 もちろん地下への浸水に付いても問題の無い地域を選定する。汚染土は比較的濃度差があれば高いものを低いもので囲う工夫などする。 濃度は攪拌すれば低下する半減期より効率的である。 また各都道府県の下水処理場で汚泥に高濃縮された汚染土が出た。水で汚染が流されて集まれば除染効果になる。日本の雨が除染の助けになる。効率的に雨など水の流れを利用して除染集約な工夫も必要だ。 町村の建物・道路・など高圧洗浄機で除染水を効率的に処理する。下水設備地域では従来どうり。 農水省は農地の問題だけを捉えているが全体問題で取り組む方策が必要だ。 除染の司令塔が必要だ。 #
by IDtaka3
| 2011-09-15 02:15
東京電力(株)福島第一原子力発電所
・1号機原子炉建屋開口部のダストサンプリングを実施(9月11日9:45~13:30) ・1号機原子炉注水量が3.5m3/hまで低下したため、3.8m3/hに調整(9月11日17:40) ・2号機原子炉注水量が3.5m3/hまで低下したため、3.8m3/hに調整(9月11日17:40) ・3号機タービン建屋地下の溜まり水を集中廃棄物処理施設へ移送(9月8日9:30~9月11日9:35) ・3号機タービン建屋地下の溜まり水を雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送(9月11日10:00~) ・3号機原子炉建屋開口部のダストサンプリングを実施(9月12日8:05~9:35) ・6号機において、RHR(B)を停止(9月10日14:29)。復旧した残留熱除去系海水ポンプ(C)を使用したRHR(A)による原子炉及び使用済燃料プールの冷却を開始(同日15:12) ・6号機のタービン建屋地下の溜まり水を仮設タンクへ移送(9月12日11:30~) ・リモートコントロール重機によりがれき(コンテナ8個分)を撤去(9月10日8:45~16:15) ・メンテナンスのため、循環型海水浄化装置を一時停止(9月10日9:57~) ・セシウム吸着装置のベッセルを交換(水処理装置の停止なし)(9月10日10:04~10:25、9月12日10:03~10:19) ・ベッセル交換のため第二セシウム吸着装置を停止(9月11日9:00~12:50) ・サプレッションプール水サージタンク(SPT)から淡水化装置へ処理水を供給するSPT廃液抜出ポンプ(B)が停止(9月12日10:06)。その後、SPT廃液抜出ポンプ(A)を起動(同日11:23) 野田政権発足後初となる第178臨時国会は13日召集され、首相は衆参両院本会議で初の所信表明演説を行い、東日本大震災復興と原発事故収束に全力を挙げるとともに、野党にも協力を求める考えだ。 野党は、鉢呂氏に関する首相の任命責任を追及する構えだ。 鉢絽経産相辞任で、新経産相に枝野全官房長官が就任する。 原子力経済被害担当相も兼務する。 原発所管の経産省大臣として、枝野前官房長官は原発事故の政府対応を報道会見した実績がある。 問題となる閣僚の辞任ドミノを懸念を此処で払拭する意味での人事である。 枝野氏は同日の就任記者会見で、停止中の原子力発電所について 「安全性を確認し、周辺住民に理解していただく努力をしたうえで、稼働すべき原発は再稼働する」 「(福島の)原発事故の収束に最大限の努力をしていかなければいけない」 13日にも福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事に経産相交代の経緯について説明し、陳謝する。 原発再稼働の必要性が重要課題である意味で就任会見で、あえてこの問題に言及した。 安全確認と住民理解に努力して再稼働できる原発を再稼働させる。 元菅首相の脱原発発言で、原発再稼働に民意が動かない意識を、現実的な再稼働の方針確認で示す。 フランス原子力再処理施設で爆発事故で1名死亡重症1名他である。 フランス原子力庁は「原発事故ではなく産業事故」と位置ずける。 来年大統領選があり、「フクシマ」原発事故後は反原発が選挙の争点になる。 IAEAは緊急センターを設置対応に当たる。 #
by IDtaka3
| 2011-09-13 04:25
東京電力(株)福島第一原子力発電所
・2号機について、原子炉注水量が3.4m3/hまで低下したため、3.8m3/hに調整(9月8日22:33) ・4号機について、使用済燃料プール水塩分除去装置において、タンクローリー満水警報が発生(運転継続)(9月8日12:59)。現場確認をしたところ、満水ではないことが確認できたため、同警報を解除 ・6号機の原子炉建屋地下の溜まり水をタービン建屋へ移送(9月8日13:20~14:45) ・6号機残留熱除去系海水系(A)の水張りのため、残留熱除去系海水系(B)を一時停止(原子炉、使用済燃料プールの冷却が一時停止)(9月8日9:55~12:39) ・汚染水拡散防止のための鋼管矢板による閉塞作業のため、1~4号機取水口北側のシルトフェンスを開閉(9月9日10:40~11:20) ・リモートコントロール重機によりがれき(コンテナ7個分)を撤去(9月8日8:45~16:15) ・第二セシウム吸着装置が停止(9月8日8:00)。誤操作による停止と判明したため、再起動(同日12:09)。その後、定常流量に到達(同日12:12) 汚染水除去装置の稼働率が90%まで向上するが、トラブルは相変わらずだ。9月までの汚染水処理は4ヶ月目になるが汚染水の量は開始と同じ10万トンをいまだに上回る。循環冷却であるが雨などの流入地下水の浸水が原因である。適切な対策が無ければ稼働率向上の効果も半減する。 令温停止がある程度のになる予定の1月頃なでに、汚染水が大量に減らないで各建屋に残量する事態では、次の工程に移れない。作業の被曝リスクが減れない。 衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員長から東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故原因の検証に必要な資料を衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会へ提出するよう、経済産業大臣に対して要求があったため、本日(9月8日)、別添2のとおり、日本原子力発電株式会社に対し、当該資料を原子力安全・保安院に対して提出することを要請する。 東電が開示を拒否する。再度原子力安全保安院に東電への提出を要請する。 1、東電福島第一原発の「事故時運転操作手順書」とシビアアクシデント発生時の手順書 2、GE社の非常用覆水器の設計時の設計計算書と操作マニアル 3、直近に事故時運転操作手順書を改訂した2010・1・16及び同年7月7日に行なわれた作業内容 4、過去40年間に東電福島第一原発の事故時運転操作手順書及びシビアアクシデント発生時に於ける手順書の改訂日及び改訂内容の履歴 5、シビアアクシデント発生等に備えて実施していた訓練の実施日及び実施内容 6、3・11の福島第一原発事故に関して 1、のマニアル時記載している対処方と、地震発生後に現場作業員が実際に行なった作業内容とを時系列的に比較できる資料 地震発生後の対応について作業員にヒアリングを行なったのであればその言行録 7、非常用腹水器が圧力調整装置である事を証明するもの。 東電の隠蔽体質は事故に関わる重要な検証に基本的な資料を拒否している。 東電は此処まで福島第一原発事故を反省する姿勢を嘘で隠す、国民を代表する衆議院の委員会に対して開示拒否は許されない。 野田内閣の経産省鉢絽大臣が原発失言で辞任する。 辞任は当然である。 東京電力は9日、福島第一原子力発電所事故で、3号機の炉心再溶融が起きた可能性は低いと発表した。 3号機は、海水注水量が減った3月21日頃、原子炉の圧力が急上昇したため、一度固まり始めた溶融核燃料が再度、溶融した可能性も指摘されていた。 しかし、当初は1日約24トンとしていた注水量が、実際には1600トン以上だったことが判明。原子炉の温度が低下傾向だったことも考えると、圧力計に何らかの異常が起きたとみる方が妥当だとした。 東電はどちらにしても推測である。確実に起きる炉心溶融の過程があり、注水量が多かったとは言え事故当初の数時間でも溶融は開始する。3号機は水素爆発の規模が一番でかく高く上に上がるばかりか、4号機へ逆流爆破の原因になる。水素大量の発生は原子燃料被覆冠が破壊され分解反応が原因である。 原子炉内の状況が確認できないで良いように解釈は出来ない。 #
by IDtaka3
| 2011-09-11 02:44
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